「変わる新興国ゲーム市場」浜村弘一
「ゲーム産業で何がおこったか?」ASCII 2007年
○○学科 ○年○組 XXXXXXXXX
Yuanshu
この表はゲーム新興国における進出メーカーや発売ソフトを例示したものである。
この表が興味深いのは、地域によって発売タイトル例に大きな違いがあることである。
フィリピン、インドネシアといった東南アジア地域ではオンラインゲームが多い。それに対してインド、ロシアなど非東南アジア地域では、オフラインでできるソフトが大半である。ここから東南アジア地域では、オフラインでできるゲームはほぼ販売されないという傾向が見いだされる。ここにあるのは、海賊版の対応がオフラインゲームでは非常に困難であるという状況がある。また、この表からはわからないが、東南アジアに進出しているオンラインゲームのほとんどが韓国製であり、中国製だ。これはこの2カ国も同じようなことに悩まされた結果、オンライン認証による海賊版対策が行えるものとして作られたからだ。一方、非東南アジア地域でのゲームはコピー対策が難しいとされるオフラインが主体の欧米や日本産のゲームが主流となっている。ここからわかることは、東南アジア地域では著作権に対する認識が適当、もしくは広まっていないということが考えられる。そういうことがわかるという意味で非常に興味深い表である。