図書館戦争

ついにアニメ開始。

といってもアニメ版はあまり見ないかと。
小説版は1巻だけ読みましたが、非常に考えさせる内容でした。
有害な図書に対しての規制、それを実行する良化委員会、それに抗う図書隊。
危ないと判断されるために書物を排除するという考えは結果として言論の自由を拘束するというところに行きつく。
人権侵害守らなくてはならない、それは確かに大事だ。
しかし、それを守るために他のものを踏み荒らしていいのか。
日本は戦前より法の拡大解釈が横行している。そんな国でこのような法律が制定されるとこうなってしまうのではないかということだ。
作中ではそれをさらに悪化させたものを教育委員会(たしか違う。○○会とかいう良化委員会側組織)に反対して子供たちがその組織が集会を行っていた図書館に殴り込みをかけるといったシーンもある。
それはさておき。
この法律って有害図書の指定に似てません?
それが悪化してこういう法律の制定に続かないことを祈ります。

ついでに。
この中でおもしろいのはこのメディア良化法という人権保護のための法律が成立される過程でテレビのマスコミが通り一遍の政府批判しかせずに制定させてしまっていると書かれています。
マスコミ=役に立たないということなんでしょうかね?
ちなみに週刊誌系はかなり反対運動(キャンペーン)を行ったそうですが、だめだったそうです。

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